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イケないキミに白い林檎を
第8章 仕置き

スマホに手を伸ばすけど、振り払われて奪い返すことができなかった。

しかも反動でベッドに倒れる始末。


ソラ先輩は私のスマホを近くの机に置いて、椅子の背もたれにかけてあったネクタイを手にした。

身の危険を感じて、起き上がろうとしたら阻止されて抑え込まれる。


「勝手に動くな」

「いやっ……」

私の両手首をまとめてネクタイで固く縛り、胸の前から頭上へと持っていった。

そして無様になっている姿をソラ先輩はまじまじと見てくる。

恥ずかしくなって顔が熱くなってくる。


「いい眺めだな」

「っ……!いやぁっ……」

自ら腕を解放しようとしても、きつく結ばれているせいでびくともしない。
ぐいぐいと動かしているうちに手首が痛くなってきた。


「抵抗するな。緩んじゃうだろ」

「今すぐ取ってください!どうしてこんなことするんですか」

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