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イケないキミに白い林檎を
第19章 もっとたくさん教えて…
今日は彼氏と会う約束をしていた日。
会う時間が近づくにつれて、緊張してきて鼓動が早くなる。
パウダールームで化粧直しと服装をチェックしてから、待ち合わせをしている場所へ向う。
約束していた時間より早く着いたのに彼氏に先を越されていた。
「ソラ先輩!お待たせしました」
「乙羽さんおかえり」
爽やかに微笑みながら迎えてくれる大好きな彼氏。
その姿を見て、退屈だった授業のストレスも吹き飛び口元が緩んでしまう。
整った容姿とスタイルの良さは惚れてから私の目の保養となっていた。
「いつも来るの早いですよね。たまには遅刻してもいいんですよ?」
「好きで早く来てるだけだから気にしなくていいよ」
色んな事があったけど、付き合って四ヶ月が経つ。
暇を見つければ会っているから寂しくもないし、片方が大人だから喧嘩もしない。
文句なしの幸せな日々を過ごしていた。
……だけど一つだけ問題がある。