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コーストライン
第4章 ココア
貫いた刺激にキュッと圭吾のモノを膣が締めつけのが伝わり、叶和の頭の中が白い靄に覆われる感覚で自分が軽く達したことを知る。
躰の強張りも解けるのに従い、形がわかるほど締め付けていた内も緩やかに包み込むような畝りに変化していった。
「どんだけ、淫乱なの
カレじゃ、満足してないって?」
無理やり焚き付けられた思考が、圭吾の発する言葉は聞き取れても処理する能力は薄れていた。
最奥まで貫いているモノは激しく前後運動はせず、そのままの位置、ではなくその奥を目指すかの如く、ジリジリと奥をゆるりジワジワと進んで行く。
押し上げられ捩じ込まれるなんとも言い難い痛みを伴う疼きに叶和は焦点のあわない瞳を泳がせ、飲み込まれそうになりながら快楽のみを拾って、いつしか始まった激しい動きと反比例するようにに叶和の意識は白い靄に覆われて薄れていった。
寝苦しさの中に暖かい温もりに包まれている違和感に叶和は目を覚ました。
目の前に自分とは異なり、張りがあり、程よく弾力があり硬く膨らみのない人の胸が視界いっぱいに満たしている。
前にも似たようなことあったな
叶和は頭の中にクエスチョンマークを浮かべながら目の前の張りのある肌に触れようとした。
が、身動きを取ろうとして自分がその目の前の人物にガッチリと腰に腕をまわされ、ピッタリと密着していることに気がついた。
どうにか抜け出そうとモゾモゾとしていると、
「朝から、盛ってるの」
掠れた低い声が響いた。
腰にまわしていた腕を解き、その手がサイドボードの時計を掴み、掴んだ主は時間を確認してから、
「わっ、こんな時間」
叶和から人肌が離れていった。
その人肌を追うようにして躰を起こそうとして止められる。
「叶和さんはゆっくりしていて」
圭吾はそう言って、素早く衣類を身に着け部屋から出ていった。