パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第3章 ひなた村事情２

「だからサイレンで起こしたんです！」

「そうか、まあいい。それっ、進めーっ！進めーっ！」

杖を前方へ突きだし、馬上の武将さながらノリノリのマサ爺にのせられ、タカオは全速力で走った。

住民を追い越す度に「遅れをとるなー！」と叫ぶマサ爺が、夜明け前のひなた村を我が物顔で駆け抜ける。タカオの背に乗って。

ゼイゼイと息を切らせたタカオがひなたカフェに着くと、フミが「今度はなんだい」と不機嫌なパシャマ姿で出迎えた。

マサ爺をイスに座らせて店内を見渡すと、既に30人以上が集結していた。

「またお前かタカちゃん、いてっ」

丸男がさっそくマサ爺に攻撃された。