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パズルー番外編ー
第5章 幸村 順一
1軒の家の前にタクシーが着き、幸村さんがお金を払って降りた。
仕方なく私も続く。
ここ、どこだろう。斎場の最寄駅が、西宮北口だったから…ここも西宮なのかしら…普段来ないところで、土地勘がないから、どこに向かって走ったのか全くわからなかった。住宅街で、周りに大きな建物は見当たらない…幸村さんに続いて玄関に入る。
ぼんやり立っていると、すぐにバスタオルを渡された。バスタオルをストールのように羽織り、促されるままリビングに入る。照明も暖房も点けたところで、家に誰かがいた形跡がない…奥さんが居るんじゃなかったの…?
幸村さんはバタバタと忙しなく歩き回っていて。ガチャン、バタン、ピー…とよく響く音はお風呂場からかしら…やっと帰ってきたと思ったら、
「今、湯張ってるから、先にシャワー浴びて、終わる頃には溜まるだろう。着替え適当に用意しとくから。」
「あの、奥様、は…」
私はようやく質問することができた。
仕方なく私も続く。
ここ、どこだろう。斎場の最寄駅が、西宮北口だったから…ここも西宮なのかしら…普段来ないところで、土地勘がないから、どこに向かって走ったのか全くわからなかった。住宅街で、周りに大きな建物は見当たらない…幸村さんに続いて玄関に入る。
ぼんやり立っていると、すぐにバスタオルを渡された。バスタオルをストールのように羽織り、促されるままリビングに入る。照明も暖房も点けたところで、家に誰かがいた形跡がない…奥さんが居るんじゃなかったの…?
幸村さんはバタバタと忙しなく歩き回っていて。ガチャン、バタン、ピー…とよく響く音はお風呂場からかしら…やっと帰ってきたと思ったら、
「今、湯張ってるから、先にシャワー浴びて、終わる頃には溜まるだろう。着替え適当に用意しとくから。」
「あの、奥様、は…」
私はようやく質問することができた。