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パズルー番外編ー
第7章 心配
「…ココを出るって、それ本気で言ってるの?」

私がコクリと頷くと。

「その人、ホントに信用できるの?ウチに気遣って、ウチを出たいだけで言ってるんじゃないよね?」

ケイちゃんの心配は最もだと思う。
でも、私は、もうそれしかない、と思っていた。

「亡くなった奥さんの部屋を片付けたら、ここに、迎えに来てくれるって。ケイちゃんのお父さんにも、怪しくないって1回挨拶しといた方がいいでしょうって言ってくれたから、近いうちに来てくれるはず。」

「…でもさ…いい人の振りして、騙す悪いヤツなんていくらでも居るんだからね⁉︎ ちゃんと社会生活送ってる犯罪者って多いじゃん。捕まって初めて、周りの人が驚くとかいうケース…」

「……彼のこと、親友だって言ったの。私の体調もすごく気遣ってくれて…彼が、私のことをその人に話してたのが、1番、かな…あんまり自分のこと話さないヒトなのに…その人には、私のこと、話してたの…」

「連絡先って、携帯?」

「うん。あ、でも名刺も貰った…」

「そっか。じゃあ、お父さんにも相談してみよ?」
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