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パズルー番外編ー
第1章 報せ
翌日、クリニックに来た土田さんは、30代くらいの、がっしりした感じの人だった。
昌幸さんが割と細身だし、システム関連の会社だから、力仕事でもないし、みんなそんな感じなのかと勝手に思ってたけど、そうでもないんだな、と思った。
土田さんは先生とカルテ管理システムの話をしていて、私は途中お茶を出しただけなので、内容はよく分からなかった。

土田さんが帰った後、先生がメモを渡してくる。
告別式の場所と日程が書かれていた。

「吉田さん、弔電よろしく。あんま高いのだと逆に気遣わせるから、シンプルなんでいいよ。文面もお悔やみの定形文でいいから。あと、手配したらそのメモはシュレッダーしといて。」

頷いてメモを受け取り、ネットで検索して、台紙と文面を選び、弔電の依頼をする。

シュレッダーにかけて、と言われたメモを、どうしてもすぐ捨てることができず。
先生が治療に入っている時にこっそりと携帯に打ちこんでメモをしてから、シュレッダーにかけた。

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