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パズルー番外編ー
第2章 煩悶
夜、お世話になってる友達のケイちゃんの家に帰り、晩ご飯を頂いて、部屋に戻る。
部屋は、すでに独立したお兄さんの部屋を使わせて貰っていて。
ベッドに座って、携帯のメモを見た。
告別式の行われる斎場と時間。
喪主の名前は、深谷 博幸さん。
昌幸さんの、お父さん、なのかな…
そんな文字の羅列を見ても、実感なんか湧くわけがない。
この家にお世話になる時、昌幸さんも一緒に来てくれた。
昌幸さんと付き合ってることはケイちゃんも知ってたから、ケイちゃんのお父さんは、
「清美ちゃんの状況は娘から聞いてるし、うちは上の息子が独立してるから部屋も空いてる。娘とも仲良くしてるみたいだし、ウチとしては期限を切るつもりもないけど。ま、彼女はウチより君と暮らしたいだろうから、なるべく早めに迎えに来てあげて。」
と言ってくれて、昌幸さんも、
「なるべく早く結婚はしたいと思ってますが、仕事が忙しくて新居探しもままならない状態なので…ただ、今年中には目処をつけて、迎えにきます。」
と、言ってくれた。それから、もうすぐ半年が経つ。
部屋は、すでに独立したお兄さんの部屋を使わせて貰っていて。
ベッドに座って、携帯のメモを見た。
告別式の行われる斎場と時間。
喪主の名前は、深谷 博幸さん。
昌幸さんの、お父さん、なのかな…
そんな文字の羅列を見ても、実感なんか湧くわけがない。
この家にお世話になる時、昌幸さんも一緒に来てくれた。
昌幸さんと付き合ってることはケイちゃんも知ってたから、ケイちゃんのお父さんは、
「清美ちゃんの状況は娘から聞いてるし、うちは上の息子が独立してるから部屋も空いてる。娘とも仲良くしてるみたいだし、ウチとしては期限を切るつもりもないけど。ま、彼女はウチより君と暮らしたいだろうから、なるべく早めに迎えに来てあげて。」
と言ってくれて、昌幸さんも、
「なるべく早く結婚はしたいと思ってますが、仕事が忙しくて新居探しもままならない状態なので…ただ、今年中には目処をつけて、迎えにきます。」
と、言ってくれた。それから、もうすぐ半年が経つ。