この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
手を繋ごう〜愛憎II〜
第11章 遊園地
夕陽が沈み、空が暗くなって来ている。
「ごめ、ごめんって」
誠と萌はゴンドラから降り、ベンチに座っていた。
慌てて、手を合わせて萌に謝る誠。
萌はぷーと頰を膨らませている。
あれから、ぐったりした萌は、
「まこちゃん!ローター禁止!!」
と、誠を指差し言い、ゴンドラの中、怒って口を利いてくれなかったのだ。
いつものように上目遣い気味に
「もうしない?」
誠に聴く萌に
「そ、それは…約束できない…」
そう言う誠。
その誠の言葉に
「そしたらまこちゃんもオシオキする!!」
と、言い出す萌。
誠はドキドキしながら
「いやっそのっ!な、なにすんの!」
とか言いながら
(そういやこんな話前にもしたなぁ…)
と思っている。
萌は誠の焦ってる表情を見て、
「それは後からのお楽しみだもーん!!」
と、ニヤリと笑う。
(も、萌が俺化してきた……)
完全に怒らせたようだ…と、ゾクッと悪寒を走らせていた時、ゴンッ、ゴンッと立て続けに後頭部に衝撃が走った。
「いて!」
と、振り向くと、ゴンドラから降りて来た隆と美咲が、顔を赤く染め、
「お前、なんであんな所で発情してるんだよ」
と、隆が言い、
「私達すごく恥ずかしかったんだからね!!」
と、美咲が言って来た。
そしてその後に来た亮達も
「ちょ、お前、ホントマジ何やってんの!!」
と、言って来る。
どうやら観覧車が回る角度で、状況が見えていたらしく、隣にいるかなも顔を頰に染めている。
誠は青褪めるも
「でも……、ありがとな。」
と、隆は美咲と繋いだ手を上に上げる。
誠と萌は顔を合わせて、嬉しそうな表情を浮かべた。
「まぁ、誠くんがキューピッドなんて嫌だけどね!」
と、美咲は言うのに
「なんすか、それー!!」
と、遊園地の中に誠の言葉が木霊した。
「ごめ、ごめんって」
誠と萌はゴンドラから降り、ベンチに座っていた。
慌てて、手を合わせて萌に謝る誠。
萌はぷーと頰を膨らませている。
あれから、ぐったりした萌は、
「まこちゃん!ローター禁止!!」
と、誠を指差し言い、ゴンドラの中、怒って口を利いてくれなかったのだ。
いつものように上目遣い気味に
「もうしない?」
誠に聴く萌に
「そ、それは…約束できない…」
そう言う誠。
その誠の言葉に
「そしたらまこちゃんもオシオキする!!」
と、言い出す萌。
誠はドキドキしながら
「いやっそのっ!な、なにすんの!」
とか言いながら
(そういやこんな話前にもしたなぁ…)
と思っている。
萌は誠の焦ってる表情を見て、
「それは後からのお楽しみだもーん!!」
と、ニヤリと笑う。
(も、萌が俺化してきた……)
完全に怒らせたようだ…と、ゾクッと悪寒を走らせていた時、ゴンッ、ゴンッと立て続けに後頭部に衝撃が走った。
「いて!」
と、振り向くと、ゴンドラから降りて来た隆と美咲が、顔を赤く染め、
「お前、なんであんな所で発情してるんだよ」
と、隆が言い、
「私達すごく恥ずかしかったんだからね!!」
と、美咲が言って来た。
そしてその後に来た亮達も
「ちょ、お前、ホントマジ何やってんの!!」
と、言って来る。
どうやら観覧車が回る角度で、状況が見えていたらしく、隣にいるかなも顔を頰に染めている。
誠は青褪めるも
「でも……、ありがとな。」
と、隆は美咲と繋いだ手を上に上げる。
誠と萌は顔を合わせて、嬉しそうな表情を浮かべた。
「まぁ、誠くんがキューピッドなんて嫌だけどね!」
と、美咲は言うのに
「なんすか、それー!!」
と、遊園地の中に誠の言葉が木霊した。