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手を繋ごう〜愛憎II〜
第6章 憂鬱
二週間後。

隆の口から今日から思わぬ二人が一緒に勉強することを告げられた。

「え?誠くんと萌が?」

(今、大変になるかもしれない二人じゃない…)

水曜日に事前に協力してくれないか?とは言われていたけれど、放課後一緒に帰るつもりだけでいた美咲は驚き顔で言う。


美咲のその顔を見て、隆が

「なんか、誠が暴走しちゃうらしいんだな」

ククク…と笑う。

そう言えば

「1年A組の高橋さんと川仲くんが、それはそれはすっごいキスをしてたみたいよ〜!!」

仲の良い友達が興奮気味にそう言ってたっけ。

「へぇぇ〜あの誠くんが…」

と、美咲は、萌に言った事をそのまま口にする。

誠と言えば、入学当初の珍事件で、誠の印象が決まった。

入学当初は大変だった。

スティックを隠され、「ない、ない」と探し、見つけた後に、犯人が先輩である佐久間亮であると知った時の誠の激昂。

萌が
「まこちゃん!辞めなよ!」

と、止めるにもかかわらず

「てめぇー!そんな汚い真似すんじゃねーぞ!」

と、殴りかかろうとする誠と、

「お前が生意気なんだよ!」

と言う亮を

「ちょ、ちょっと辞めなさい!!」

と、間に入ったのが、顧問であるゆうと隆、そして、美咲だった。


亮は美咲と隆にこってり絞られ、誠はゆうにこってり絞られで、今は良好な関係を築いてる。


(男って不思議よね)

美咲はその時の事を思いつつ、回想した。

女同士は決定的な何かがあると崩壊する可能性があるが、男同士はそれを境に仲良くなることがあることに。


隆が、

「今では、高橋さんの犬だ。」

と、またククク…と笑う。

美咲が

「なにその例え」

と、笑いながら言うと、

「デーレデレ」

と、隆は言った。


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