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人妻ゆかりの不倫日記
第1章 息子の友人
「おばさん、このクッキー美味しいです。自分で焼いたんですか?」
「うん、美味い!最高!」
我が家が賑やかなのは、息子の友人の浅井君が遊びに来ていたからだ。
「おまえ、大げさ過ぎなんだよ」
息子の翔太が苦笑いしていた。
「だって、うちの母ちゃんなんてクッキーどころか、料理だって手抜きばかりなんたぜ。それに引き換え、おばさんは美人だし、優しいし、料理だって上手だし、おまえが羨ましいよ」
浅井君がさっきから私の事を誉めてくれていた。
「あらあら、そんなに誉められたら嬉しくなっちゃうわね。良かったらこれも食べて」
二人の前に自家製のシフォンケーキを並べた。
「へー、これも手作りですか?」
浅井君がまた大げさに驚いてみせる。
「ええ、私、パートを辞めて家にいるから時間を持てあましちゃって・・」
本当の事だった。
「おばさん、また遊びに来てもいいですか?」
「ええ、いつでもどうぞ」
高校生でありながら、屈託のない少年のような浅井君が可愛く思えた。
それに浅井君は遊びに来るたびに私の事を色々誉めてくれるから、悪い気はしなかった。
女なんて単純な生き物なのだ。
誉められれば嬉しくなって、誉めてくれる相手の事も自然と好意的に見るようになるものだ。
「ありがとうございます。今度は翔太がいない時にお邪魔しますね」
「え・・?」
「おい、何だよそれ!俺が邪魔なのか?」
翔太が浅井君を叩く真似をして笑った。
「だって俺、おばさんのファンなんだからいいだろ?」
浅井君が口を尖らせて翔太に言い返した。
「クッキーと紅茶位ならいつでもあるから、近くに来たら寄ってって」
ファンとまで言われて悪い気がしなかった私は息子の親友に気軽にそう言ってしまったのだった。
「うん、美味い!最高!」
我が家が賑やかなのは、息子の友人の浅井君が遊びに来ていたからだ。
「おまえ、大げさ過ぎなんだよ」
息子の翔太が苦笑いしていた。
「だって、うちの母ちゃんなんてクッキーどころか、料理だって手抜きばかりなんたぜ。それに引き換え、おばさんは美人だし、優しいし、料理だって上手だし、おまえが羨ましいよ」
浅井君がさっきから私の事を誉めてくれていた。
「あらあら、そんなに誉められたら嬉しくなっちゃうわね。良かったらこれも食べて」
二人の前に自家製のシフォンケーキを並べた。
「へー、これも手作りですか?」
浅井君がまた大げさに驚いてみせる。
「ええ、私、パートを辞めて家にいるから時間を持てあましちゃって・・」
本当の事だった。
「おばさん、また遊びに来てもいいですか?」
「ええ、いつでもどうぞ」
高校生でありながら、屈託のない少年のような浅井君が可愛く思えた。
それに浅井君は遊びに来るたびに私の事を色々誉めてくれるから、悪い気はしなかった。
女なんて単純な生き物なのだ。
誉められれば嬉しくなって、誉めてくれる相手の事も自然と好意的に見るようになるものだ。
「ありがとうございます。今度は翔太がいない時にお邪魔しますね」
「え・・?」
「おい、何だよそれ!俺が邪魔なのか?」
翔太が浅井君を叩く真似をして笑った。
「だって俺、おばさんのファンなんだからいいだろ?」
浅井君が口を尖らせて翔太に言い返した。
「クッキーと紅茶位ならいつでもあるから、近くに来たら寄ってって」
ファンとまで言われて悪い気がしなかった私は息子の親友に気軽にそう言ってしまったのだった。