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第28章 萩原 義隆 ー 過去編 ー
今思えば、場所も良くなかった。
休ませるなら、カラオケボックスかネットカフェくらいにしておけば良かったんだ。だが、そういった場所を普段利用しない私に、あの時点でその選択肢が思い浮かばなかった。

側から見れば誰だって私が酔い潰してホテルに連れ込んだと思うだろう。いや実際そうなんだけど…

酔った勢いで迫られたから、とあっさり陥落してしまうなんて、オトナの風上にもおけない。こんなハニートラップに引っかかりやすい私は絶対政治家には向かないな、なんてバカなことを考えてしまう。
理性のタガが外れ、浮かされるように及川を抱いた後、残ったのは後悔の念だけだった…

可愛かった。
でも、彼女は幾つだ?
入社して2、3年…大卒か、短大卒か…短大卒だったら隆行と同い年だぞ?なんてことしてしまったんだろう…

人に言えない黒歴史をこれ以上重ねてどうするつもりなんだ…

満足したように横ですやすや眠る及川を見て、溜息をつく。

…まぁ、私はバツイチで、独身、だし。
彼女も成人は、してるし、な…

犯罪では、ない…

もうそれくらいしか、言い訳できない…
どうしていいか分からず、とりあえず寝てしまおう、と布団に潜り込んだ。





ーfinー







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