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続・飼っていたペットに飼われています。
第3章 再び彼のお世話を始めます。①(サキ目線)

「んっ! だめっ…。 スイ…!」
「なんで? サキも気持ちよくなってきたでしょ?」
私の胸の谷間に顔を埋め、お尻を撫で回しながら器用にスーツを脱がそうとするスイの頭を、ぐっと引き離して叫ぶ。
「もうっ…! ダメって…言ってるでしょー‼」
私、清宮サキはパンクロックバンド『DEEP BLUE』のボーカルとベースを担当するSUIの彼女兼ペットです。
彼は昔私が飼っていて逃げてしまったトカゲのようなワニのような不思議な生き物で、1年後に端正な顔立ちの男性の姿に進化して再び私の前に現れました。
再会してからしばらくはお互い傷つけ合うこともありましたが、いろんな人の力を借りてようやく心を通わせ、いまは一緒に暮らしています。
スイが本当は類まれなる才能を持った異星人ということは誰にも内緒で、昔の名残のある青い二股の舌さえ除けば基本的には普通の人間のように暮らしています。
いえ、正しくは190cm以上ある筋肉質で恵まれた体にセクシーな顔立ちで甘く歌う姿は、やっぱり普通の人達より目立ってしまっていますね。
あとはこういう私を好きすぎて、変態的なことをする所がなければ完璧な男性なのにな…などと思いつつ、彼にいまの状況を説明する。
「入社初日から遅刻するでしょ? 研修期間中にクビになっちゃうよ!」
「だからー、俺が養うって言ってるじゃん。何が不満なの? 俺の奥さんになるの。」
「不満とかじゃなくて、生き物を世話することは私の夢だったの。だからもう諦めてスイも早く練習行ってきて! じゃあ行ってきまーす!」
話し合ってもわかり合えそうにないので逃げるように言って外に出た。
そう、スイのせいで出席日数が足りなくて危うく留年しかけたけど、卒業論文の「水辺の生き物たち」を読んで私を気に入ってくださった某有名水族館にて今日から働くことになったんです!
私の担当は爬虫類と両生類。最初はいなくなったスイを探すために勉強を始めたけど、元々生き物が好きだったのですごく嬉しくて一生懸命頑張ろうって思ってた。
それなのに…どうしてこんなことになるの?
「なんで? サキも気持ちよくなってきたでしょ?」
私の胸の谷間に顔を埋め、お尻を撫で回しながら器用にスーツを脱がそうとするスイの頭を、ぐっと引き離して叫ぶ。
「もうっ…! ダメって…言ってるでしょー‼」
私、清宮サキはパンクロックバンド『DEEP BLUE』のボーカルとベースを担当するSUIの彼女兼ペットです。
彼は昔私が飼っていて逃げてしまったトカゲのようなワニのような不思議な生き物で、1年後に端正な顔立ちの男性の姿に進化して再び私の前に現れました。
再会してからしばらくはお互い傷つけ合うこともありましたが、いろんな人の力を借りてようやく心を通わせ、いまは一緒に暮らしています。
スイが本当は類まれなる才能を持った異星人ということは誰にも内緒で、昔の名残のある青い二股の舌さえ除けば基本的には普通の人間のように暮らしています。
いえ、正しくは190cm以上ある筋肉質で恵まれた体にセクシーな顔立ちで甘く歌う姿は、やっぱり普通の人達より目立ってしまっていますね。
あとはこういう私を好きすぎて、変態的なことをする所がなければ完璧な男性なのにな…などと思いつつ、彼にいまの状況を説明する。
「入社初日から遅刻するでしょ? 研修期間中にクビになっちゃうよ!」
「だからー、俺が養うって言ってるじゃん。何が不満なの? 俺の奥さんになるの。」
「不満とかじゃなくて、生き物を世話することは私の夢だったの。だからもう諦めてスイも早く練習行ってきて! じゃあ行ってきまーす!」
話し合ってもわかり合えそうにないので逃げるように言って外に出た。
そう、スイのせいで出席日数が足りなくて危うく留年しかけたけど、卒業論文の「水辺の生き物たち」を読んで私を気に入ってくださった某有名水族館にて今日から働くことになったんです!
私の担当は爬虫類と両生類。最初はいなくなったスイを探すために勉強を始めたけど、元々生き物が好きだったのですごく嬉しくて一生懸命頑張ろうって思ってた。
それなのに…どうしてこんなことになるの?

