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続・飼っていたペットに飼われています。
第3章 再び彼のお世話を始めます。①(サキ目線)

「「「頼む! サキちゃん今すぐこの水族館を辞めてくれ!」」」
お昼時間に呼び出され、スイの所属するパンクロックバンドDEEP BLUEのメンバーがいつぞやかのように揃って頭を下げている状況を見て泣きたくなる。
「サキちゃんがここで働くって決めてからアイツ使い物にならないんだよ。話聞いたら『サキがこれから3万匹の男と毎日過ごすなんて耐えられない。』とか言ってさ。」
泣きそうな顔でリーダー兼リードギター担当のコウヘイさんが訴える。
あの、男っていうかオス…。
「いや、俺らも流石に魚とかトカゲはねーだろって言ったんだけど『サキは魚だろうが爬虫類だろうが全部恋愛対象なんだ』って血走った目で言っててさ…。流石にそれはないよね?」
いつも冷静なドラム担当のヤスさんまでそんなことを聞いてくる。でも…もしかして昨日のあの会話…。
「すみません…。思い当たる節あります…。けどそれは、『もし俺が魚とか違う生き物でも好きになってた?』って聞かれたから一応『うん。』って言っただけで特に深い意味は…。」
「だーめだよ、サキちゃん! アイツサキちゃんへの執着半端ないんだから!」
サイドギター担当のリョウさんに呆れたように叱られる。
確かに彼は前からそういう男だった…。
お昼時間に呼び出され、スイの所属するパンクロックバンドDEEP BLUEのメンバーがいつぞやかのように揃って頭を下げている状況を見て泣きたくなる。
「サキちゃんがここで働くって決めてからアイツ使い物にならないんだよ。話聞いたら『サキがこれから3万匹の男と毎日過ごすなんて耐えられない。』とか言ってさ。」
泣きそうな顔でリーダー兼リードギター担当のコウヘイさんが訴える。
あの、男っていうかオス…。
「いや、俺らも流石に魚とかトカゲはねーだろって言ったんだけど『サキは魚だろうが爬虫類だろうが全部恋愛対象なんだ』って血走った目で言っててさ…。流石にそれはないよね?」
いつも冷静なドラム担当のヤスさんまでそんなことを聞いてくる。でも…もしかして昨日のあの会話…。
「すみません…。思い当たる節あります…。けどそれは、『もし俺が魚とか違う生き物でも好きになってた?』って聞かれたから一応『うん。』って言っただけで特に深い意味は…。」
「だーめだよ、サキちゃん! アイツサキちゃんへの執着半端ないんだから!」
サイドギター担当のリョウさんに呆れたように叱られる。
確かに彼は前からそういう男だった…。

