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続・飼っていたペットに飼われています。
第42章 だから俺は言ったんだ①(サキ目線)
「あーあ、だから言ったのに。こんな連休の初日は混むって。」
「…スイのせいじゃん! 馬鹿!」
 もう二度と口も聞きたくないと思っていたのに、責任転嫁されたようでムッとして言い返してしまった。
「お、機嫌直った?」
「直ってない! ぜんぜん直ってない! そもそも本当にもういつもと変わらないの?」
「変わんないよ。ほら、見て? せっかくサキとお揃いの傷が出来たと思ったのにもうわかんなくなっちゃったよ。多分1週間も経てばなくなるな。」
 スイがため息を着きながら白くて長い首筋を傾けてみせる。
 その姿が綺麗で、思わず自分が朝から何をされていたのか忘れかけていた頃、何度か我慢していた尿意が再び襲ってきて困ってしまった。

「ねぇ…、スイ…?」
「わかってるよ。おしっこでしょ? 次のPA寄るから待ってて。」
「…なんでわかるの?」
「そうやって足もじもじするの子供の頃からのサキの癖だもん。しかも結構限界で言うっていうね。」
「そうなんだ…。スイに朝言われた通りカフェオレおかわりするのやめとけばよかったかなぁ。」
「そうだよ。それに出る前にもう1回トイレ行っとけってあれだけ言ったのに。」
「ごめん…。なんかスイ、最近お母さんみたい。」
「は? 誰のせいだよ…。あのいつものキリッとしたマネージャーのサキちゃんはどこ行っちゃったの?」
「だって、私が甘えられるのスイといる時だけだもん。……そういう私は嫌い?」
「………いや、嫌いじゃない。っていうか、むしろヤバい。俺にだけ甘える姿とか可愛くて…。最近特にかなりマズい。」
 進まない車の中、スイが頭をハンドルに預ける姿を見て、愛されていることを実感する。
「…えへへ。やった!」
「お前わざとやってるよな、絶対。こっちは本当に悩んでんだぞ。」
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