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続・飼っていたペットに飼われています。
第12章 彼らと私の初収録。③【サキ目線】
 本番は順調に進み、サキも登場して質問コーナーに入る。練習の甲斐あって概ね順調だ。
「では次の質問です。『SUIさんの舌はどうなっているんですか?』」
 あー! これ打ち合わせしてなかった。染めてるって言ってー! と願いながら目を見ると小馬鹿にしたようにスイが答える。
「生まれつきです。前世で好きだった子を舐めるために残しておきました。」
 バカーーーーー!
「いや〜! SUIさん本当に面白いなぁ〜! 女性人気が高いのがわかりますよ!」
 男性MCさんのツボにハマったらしく上手く繋いで事なきを得て、トークコーナーを終え一旦休憩に入った。
 楽屋に戻った私の背にまたもや皆が疑問を投げかけようとする。

「サキちゃん?」
「あの…?」
「その格好は…?」
 ひとつ息を吐いて、情況を説明する。
「事情は聞きました。起きてしまったことは仕方ないけど、本来だったらうちは局内出入り禁止だったんですよ! フォローしあって頑張るって約束したのにバカバカバカ…‼ 長谷川さんのご厚意で何とかこれで許してもらえたんです。少しでも悪いと思ってるなら1発でいい演奏して本番成功させてください! 時間もないです!」
「「「はい。」」」
「すぐ音合わせして、本番行けますか?」
「「「はい。」」」
 ヤスさんが手を叩いて提案する。
「よし、サキちゃんのために頑張って挽回しよう! 今までで1番いい演奏するぞ! もう1回気合い入れなおそう、せーの…。」
「「「おっぱい!」」」
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