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オネェとホスト不思議な同居生活
第4章 雄輝と明菜
此処に来る女性客は、皆お嬢様と呼び、恭しく対応‥
お客だってそれが望み、危なくない男装ホスト達にかしずかれ、優越感に浸りたい‥
そんな欲望から、この店にやって来る。
「・・お嬢様に‥‥」
「乾杯‥雄輝さん‥‥」
チンッと、軽いグラスの音を立て、1本幾らか分からないようなシャンパンを少しだけ口に‥
お客様は1人じゃ無い、指名も増えた私は、1日にかなりのお客様の相手をするのだから、本気でお酒を飲んでいたらやってられない。
「さあ‥そろそろ今日のショーが始まります‥
少々照明が暗くなってしまいますが‥‥良いですよね?」
「えぇ‥
雄輝さんと2人きりの時間だもの‥‥」
「今日のこの時間は、お嬢様の為に‥‥」
ショーとは、一番初めに見た中心の舞台で、オネェ系達が際どい衣装で踊り魅せる‥
こういう店でショーは、割と一般的でその中心で踊るのは明菜。
明菜はショーの中心という事もあり、店でもNo.1の指名と売上を誇る‥
まだ私は、明菜のようにはいかない中途半端な状態。