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オネェとホスト不思議な同居生活
第4章 雄輝と明菜
照明が暗くなり、今日のショーが始まった。
ボディーラインギリギリの派手な衣装で、妖艶に踊るオネェ系‥
見た目が綺麗で美人ばかりを集めているので、その踊る姿は綺麗。
そんな中で私は‥‥
「舞台の女性は所詮は男、お嬢様の方が綺麗ですよ‥‥」
「あ‥雄輝‥‥」
耳元で甘い言葉を囁きながら、お客の首筋に唇を這わす‥
ショーという幻想の中での、ほんの少しのお遊び・・
店の中で、本番行為は勿論禁止・・
その前に、女性と女性で本番なんてあり得ない‥
私は仕事でやっているだけで、別に女性が好きという事じゃ無いから。
「ふふ‥
やらしい顔ですね、私の方がそそられます」
「雄輝がこんな事をするからよ・・・」
唇が触れ合いそうな程近くで、本心とはまるっきり別の言葉を出し、お客を誘惑するのも仕事の内。
4ヶ月で覚えた私らしさ‥
ホスト雄輝は、言葉で女性客を惑わす‥このclub pulseという、店の中だけの疑似恋愛。
これが好評で、ショー間近になると、私の争奪戦という指名合戦。
勿論一番良い条件を出したお客が、その日の私の相手で‥
ショーの間だけ、こうして疑似恋愛を体験させるのが私の売り・・・