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オネェとホスト不思議な同居生活
第4章 雄輝と明菜
「お疲れー雄輝‥
今日も上客が付いたみたいねえー」
「ええ明菜‥
ショー前にシャンパン5本、良い客でしたよ」
ショーが終わった後の舞台裏、私も指名客から離れ、次の指名客へ移る少しの間。
仕事前に置いたミネラルウォーターを飲みながら、踊り終わり向こうも指名待ちの明菜との会話。
「ドンペリ入れれば一発なのにねえ‥」
「なかなか‥
世の中は世知辛いですから、ドンペリなど少数‥
明菜だって知っている筈です」
雄輝をやってから‥
ホスト姿では、例え明菜に対しても、この話し方は崩さない。
それが私なりの、仕事とプライベートの境界線‥
祐希は‥ほら、あれだから、店の中では雄輝でいい。
「そうねえ‥
ひと月で何本ドンペリなんて入るかしら?
前は毎日なんて聞いたわよ、でも今は雄輝の言う通り・・・」
「でしたら、シャンパン5本でも上客と思わなくては‥
それだけでお客の会計は幾らか‥分からない明菜でもないでしょうに‥‥」
「くすっ‥
万札の束‥いやカード払いかしらぁー
ホント雄輝には、良いお客が付いているわ」
「・・・
犯される心配の無い、恋愛対象ですからね‥
こういうのは、男性より女性の方が金使いが荒い・・・良い客ですよ・・・」

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