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オネェとホスト不思議な同居生活
第6章 気になる同居人
「・・・・・あさ‥」
アルコールは‥ちゃんと抜けてる、でも帰宅時間が遅いから、朝が凄く弱い。
でも・・・
(朝ご飯の匂い‥
明菜帰って来てる)
まだ半分寝ぼけ眼でも分かる、明菜が作る朝ご飯の匂い‥
だって毎日、明菜はこうして朝ご飯を作ってくれるから。
家事は基本的には分担制、後暇がある方がやるって、此処に引っ越した時に2人で決めた。
でも実際は明菜が殆どやっていて、私は仕事帰りに送迎の運転手に頼んで、必要品の買い物をする程度。
こんなので良いのかな?
「あっ、おはよう祐希ぃー」
「・・おはよう・・」
パジャマのまま眼鏡だけを掛けて、キッチン横のテーブルに座って、私はまたバタン‥
本当は眠い、でも毎朝明菜が作ってくれるから、無理やりでもこうして起きて来る‥要らないって言えない。
「あらら‥
朝に弱いんだからもう」
「明菜が強過ぎ‥
朝帰りなのに、なんでそんなに元気なの?」
「んーー
ただのハイテンション?
ほら日中寝ちゃうから、朝は元気なのよ」
「ハイテンション・・」
チラリとキッチンを見れば、機嫌良さそうに動き回る、半男姿の明菜。
今日はジーンズに、ヴィックも外してる‥
要するに輝モード、話し方は半分明菜だけどね。