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オネェとホスト不思議な同居生活
第10章 男で良いの?



「すぅーー・・・
はぁぁーーー・・・」


店に着いて、ロッカーで着替えてから、何時もの深呼吸・・・


祐希から雄輝へ‥
切り替えの為の深呼吸、これで気持ちを入れ替える。



「・・・
今日も頑張りますかね・・」


鏡に見えるのはホスト雄輝‥
切り替えた筈‥‥なのに、今日は身体の何処かに祐希が残ってる。


違う‥昨日のセックスの余韻が残ってると言った方がいいのか‥


頭の中は切り替わったが、中身が‥女の身体までは切り替わらない。


輝に抱かれた感触が、まだ身体中に残っていて、祐希と雄輝の境目を虚ろにしてしまいそう。



「・・・考えない‥」


鏡に向かってひと言、自分自身への暗示‥
雄輝は女性客のもの、祐希を出すな!


私は雄輝‥club pulseのホストの1人‥
今日もお嬢様を誘惑し、売り上げを上げましょう、それが私なのですから。



「大丈夫ですよ‥
何時もの‥事です‥‥」


そう自分に言い聞かせ、雄輝としてロッカールームを出た・・・



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