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オネェとホスト不思議な同居生活
第11章 ショーの中で‥そして‥‥
「雄輝大丈夫?」
「明菜どうしましたか、仕事中でしょう?」
隅の椅子で休んでいたら、楽屋に明菜の姿‥
まだ接客中の筈なのに?
「指名移動よ‥
それにしても飲まされたわねー」
「・・・強かに・・・」
明菜は、私がお酒にさほど強く無い事を知っている‥
恐らく指名という事で、私を見に来たという事も‥‥
「あのお客、金使いは荒いけど容赦ないから‥
今日の所は、雄輝が売り上げトップ確定なんだから休んでいたら?」
「言われなくても、そうさせて頂きますよ‥
気持ち悪くて仕事になりません」
「だったら椅子じゃ無くて、畳で転がっていれば良いのにー」
心配してくれているのは分かっているけれど‥
雄輝が畳でゴロ寝‥という訳にもいかない。
「椅子で良いです‥
暫くすれば、気持ち悪さも収まるでしょうし、明菜は仕事の続きをして下さい」
「分かってるわー
店には言ってあげるから、ちゃんと此処で休んでいるのよ?」
「ええ‥
動けそうに無いのでご心配なく・・・」
楽屋を出て行く明菜を見詰めて、この過保護‥と思うけど‥
明菜の心配性は前からの事で、いちいち気にしていたら、やってられない。