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オネェとホスト不思議な同居生活
第11章 ショーの中で‥そして‥‥



「ありがとうございました、またのお越しを心からお待ちしております」


やっと、あの金持ちそうなお客が帰ってくれた。


何時間付いて居ただろう?
ドンペリ2本と上客だけど、離れられなくて強かに飲まされ、実は軽く以上に酔ってる。



「・・・はぁ・・・」


裏でミネラルウォーターの一気飲み‥
これで少しは酔いが覚めれば楽なんだけど。



(あまり効きません‥‥ね)


シャンパンだって、あれだけ飲めば酔うものは酔う‥
こういう時、お酒に強い人が恨めしいくらい。


休憩室兼楽屋で、ちょっと座って一休み‥
今日の分の売り上げノルマは軽くクリアーしてるし、少しくらい休憩をいれても、誰も文句は言わない。



(お酒が強くなる方法・・・)


こればかりは体質と慣れだと、入った頃に言われた‥


成人を超えて、大学時代にお酒の付き合いはあったけど、ビール1~2杯が精一杯で、周りに笑われた覚えがある。



(それが今じゃ水商売・・・)


飲まなくていい方法を探して、直ぐ離れられそうなお客相手は飲む振りをし、何とか誤魔化して来た4ヶ月。


流石に、今日ばかりは逃げ切るのは無理だった‥
付いていた時間が長過ぎる。



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