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うつむきピーターパン
第2章 肉欲と純愛
そんなことを考えていると、より一層美咲に屈してしまった自分が恥ずかしくなり、このままではいけないと思った。

今度はどうにかして自分が美咲を手玉に取らなければ気が済まないという心持ちになって、意気揚々とシャワーを浴びる。

早速LINEで、暇やったらお茶でもしようと誘ってみた。

店内には、女子高生やカップルなど数組がまばらに居るだけで、閑散としている。

アイスコーヒーを吸い上げながら、果たして自分が何をしたいのかわからなかった。

美咲に簡単な男だと思われたくない、そんな思いは体内に居座る肉欲をより一層大きくしていく。

勢いよく扉を開けて美咲は入ってきた。

薄手のレース生地の上にキャミソールを合わせ、ショートパンツと袖からは四肢がすらっと伸びている。

「お久しぶりです先輩。今日は何のようですか。」

「何っていうわけではないんや。ちょっと暇やったから。」

「あはっ!要は私に会いたかったんですね。」

「ちゃう、別にそういうわけやない。」

「じゃあどういうわけですか。」

そう言われると言葉に詰まってしまう。

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