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***堕散る(おちる)***
第24章 step24十八段目…春
そんなハルトに気の休まる時はなかったんじゃないか、
母を求めるようなその仕草に、ハルトが甘えてくれていると思い、そのままにした。

「ハルト、そろそろあがりませんか?
のぼせそうです。」

まだまだ触りたそうなハルトに遠慮がちに言った。


「ん…」

ザバッと抱え上げられ、抱き上げられたまま脱衣場にいく。
下ろされて体を拭かれたと思ったら、裸のまま、また抱えられて布団に下ろされた。

チュッ…チュッ…

無言のままキスが降る。
静かに優しく…

もしハルトが酔っていて、これが素の姿なら、とても優しい性格なのかもしれない。

普段のハルトは、人を恐れて鎧を着けているのかもしれない。

ゴロン…

「ルリが上になって?」

キスだけで横に転がりハルトが言う。
ワタシは言われるままにハルトに跨がった。

ンン…

迎え入れたハルトは普段よりも熱く、やはり酔っているように思う。

差し出された手を繋ぎ、手に重心を掛けて動いていった。

「ああっ、気持ちいい…ルリは?」

ンン…気持ちいい…です…

しばらく自分で動くけど、いつものように足りないと言われることもなかった。

ん…


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