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***堕散る(おちる)***
第39章 step39 三十三段目 屋上へ

「うふふ…そうね。
赤鬼は初めて会ったかのように青鬼に接して、青鬼を大事にします。

青鬼も自分の為に傷だらけになった赤鬼を大切に思います。

あるとき赤鬼が言います。
『身体中に出来た傷よりも、自分を忘れてしまったことで出来た傷の方が辛い、青鬼のことが大事なんだ』と泣きながら話します。」

「赤鬼さんて泣き虫だね。」

「さて、それはどうかしら?

青鬼はその涙と、言葉をきっかけに、赤鬼のことを思い出します。」

「それで?」

「赤鬼と青鬼は二人仲良く、ずっと一緒に暮らしましたとさ。」

「めでたし…めでたし…だね。
パパのお話と…同じだったよ…」

クスッ…

昔話をするとすぐに寝てしまう我が子はパパそっくり…

コンコン…

「もうチビは寝たか?

ルリ…おいで…」

一緒に聞くと自分が寝てしまうからと、寝かしつける間、待っているパパに呼ばれて、ワタシは子供部屋をあとにした。








……おしまい…

……めでたし、めでたし…
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