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***堕散る(おちる)***
第28章 step28 二十二段目…夏休み…入社試験
入社試験といっても、ルリを試すだけだ。

全てを俺に捧げられる俺のオンナになれるのか…
役に立つのか…

1日ゆっくり自宅で過ごし、翌朝にはプレゼントした下着とワンピースを身に付けさせた。

最近試すことがなかったから、ルリが堪えられるか…
ルリなら出来る、そう信じていた。

「着くまでこれをしてて…」

アイマスクを渡す。

「まだ会社の人間じゃないから秘密にしたいこともあるから…」

ルリは不安そうにしていたけど言うとおりにした。

車で1時間、本当はそこまでかからないが、わざと遠回りをすると、ルリは眠ってしまったようだ。

社屋に入る。外観は会社にも個人宅にも見えない建物だが…

ルリは緊張しているのか、目隠しされたままで繋ぐ手に力が入っていた。

いくつも並ぶ扉から、準備していた部屋を選ぶ。

中に入ってルリのアイマスクを外した。

「ハルト…」

不安そうなルリの顔…

「今から俺は試験官だ。」

「は…い…」

「身に付けているものを全て外してここに横になって。」

合皮シートが剥き出しのベッドを示した。

ルリは戸惑いながらも服を脱いでいき、ベッドに横たわった。

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