この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
***堕散る(おちる)***
第9章 step9三段目…視覚(2)
もう少しでご褒美に預かれそうな筈が放っとかれるルリ…
悪いがそれも計算のうち…
俺はモノをしまい事務所を飛び出した。
ハルトがいなくなる…寂しい、心が?体が?
ワタシは座る。
ここにいていいの?
勉強を始める。
まもなくカダカダとドアが開く。
「入れっ」
険しい口調のハルト、
小柄な女性が押し込まれるように入ってくる。
思わず見てしまう。女性と視線が合い、慌ててプリントに戻す。
大学生かな…ワタシより年上なのは明らかだ。
ハルトが後から入る。
ワタシを見ていない…
女性を座らせ向かいに座る、仕事モードだ。
ピリピリとした空気が張りつめる…
ワタシも邪魔しないよう…上の空だけどプリントに取り掛かる振りだけでもする。
「名前は?」
「リサ」
「いくつ?」
「20」
やり取りの間にルリとリサが互いにチラチラとみて意識している。
いい感じだ…
防犯カメラを意識して、目線を送って罪を重ねる…
依存と独特の雰囲気を醸し出すリサという女の闇、病みが映し出されていた。
捕まえるのが目的で、更生させる場所ではない…
悪いがそれも計算のうち…
俺はモノをしまい事務所を飛び出した。
ハルトがいなくなる…寂しい、心が?体が?
ワタシは座る。
ここにいていいの?
勉強を始める。
まもなくカダカダとドアが開く。
「入れっ」
険しい口調のハルト、
小柄な女性が押し込まれるように入ってくる。
思わず見てしまう。女性と視線が合い、慌ててプリントに戻す。
大学生かな…ワタシより年上なのは明らかだ。
ハルトが後から入る。
ワタシを見ていない…
女性を座らせ向かいに座る、仕事モードだ。
ピリピリとした空気が張りつめる…
ワタシも邪魔しないよう…上の空だけどプリントに取り掛かる振りだけでもする。
「名前は?」
「リサ」
「いくつ?」
「20」
やり取りの間にルリとリサが互いにチラチラとみて意識している。
いい感じだ…
防犯カメラを意識して、目線を送って罪を重ねる…
依存と独特の雰囲気を醸し出すリサという女の闇、病みが映し出されていた。
捕まえるのが目的で、更生させる場所ではない…