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***堕散る(おちる)***
第12章 step12六段目…視覚(5)
黒服の店員が走ってきて、

「すみません弁償は店でします。
お帰り用のお召し物のご用意もさせて頂きます。」

深く頭を下げる。

「それは店側で当たり前にすること、私はこの女性からの詫びが欲しい。

白いドレスの下にいやらしい下着を隠したこのお嬢様にね。」


ワタシは、ようやく事態がわかり、自分の姿を見た。

男がワタシに水をかけて、ワタシのドレスは透けて所々から黒い下着が見えていた。


ハルトがそれを隠し、静かに言う。

「仕返しは十分にしたでしょう。
まずは、腰掛けたらどうですか?
目立って困るのは貴方じゃないですか?」

男は椅子を反対に腰掛け、背もたれに顎を乗せてハルトに言う。

「これはアンタの趣味かい?」

ワタシのドレスを見定めながら言った。

「答える必要があるでしょうか…」

ワタシは、どうしたらよいのかわからずハルトに包まれて震えるだけだった。

「なんか面白いもの見せてくれれば、納めることにしようか…」

しつこい男だ、ルリが未成年と分かれば面倒だな…

「見せる?コレは俺のモンだ。」

「じゃあ二人で絡んで、お嬢様がイクところでも見せてもらおうか。」

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