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***堕散る(おちる)***
第18章 step18十二段目…夏休み後半
「ルリ…日記の観測始めていい?」

ワタシは頷く。

ハルトは申し訳なさそうに訊いてくる。

ハルトの膝から下りて、隣に座り、

「お願いします。」

ワタシは小声で言った。



俺は道具を用意する。

ルリをもて余してる…ルリを喜ばせているだろうか?

気になる…

俺のモノなんだから好きにしていい。
今までそれ以外の考えなどなかったが、

今は、好きにしていいのだろうか?

言い切れず疑問形になる…


結局、人の心なんて知りようもないのだから…

そうに言い聞かせ計測を始めた。


ルリの体は敏感で、メジャーを当てるだけで反応する。

糸を巻いたあと、

ギュッと絞る。

快感に身を任せていくルリを見ると落ち着く…

言葉は作れるが体は嘘をつけない。


もっとイヤらしく、快感に従順な体に育てる。
俺の術はそれしかないのだ。


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