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***堕散る(おちる)***
第18章 step18十二段目…夏休み後半
「そういえば、夕飯作ってみたよ。」
「っはッ、…凄いですね。」
「卵が爆発した。」
「爆発っですか?」
「ああ、レンジでふわとろからポロポロに…」
「レンジにかけちゃ駄目なんですよ。」
「なんで?」
「爆発するから」
「なんで?」
「わかりません。」
「ルリも知らないんじゃん…」
「理由は知りませんが、レンジにかけちゃ駄目なのは知ってますよ。」
「ふうん…なんでだろうな〜」
「でも料理したの凄いじゃないですか。」
「今度ルリにご馳走してやるよ。」
「楽しみです。
そういえばハルトにお土産があるんです。」
ルリが俺の下から抜け出してロッカーから小さな袋を取ってきた。
渡された袋を開ける。
プレゼントをもらうなど初めてかも知れない。
なんだろう。
中身が楽しみだった。
ドキドキしながら開ける。ああ、これが楽しくて皆プレゼント贈り合うんだな。
シルバーのプレートがついたキーホルダー。
プレートには星座が刻まれていた。
「星空が綺麗な街なんです。母の実家。誕生日判らなかったので、ハルトと出会った蟹座にしました。
私もお揃いのを持ってていいですか?」
「っはッ、…凄いですね。」
「卵が爆発した。」
「爆発っですか?」
「ああ、レンジでふわとろからポロポロに…」
「レンジにかけちゃ駄目なんですよ。」
「なんで?」
「爆発するから」
「なんで?」
「わかりません。」
「ルリも知らないんじゃん…」
「理由は知りませんが、レンジにかけちゃ駄目なのは知ってますよ。」
「ふうん…なんでだろうな〜」
「でも料理したの凄いじゃないですか。」
「今度ルリにご馳走してやるよ。」
「楽しみです。
そういえばハルトにお土産があるんです。」
ルリが俺の下から抜け出してロッカーから小さな袋を取ってきた。
渡された袋を開ける。
プレゼントをもらうなど初めてかも知れない。
なんだろう。
中身が楽しみだった。
ドキドキしながら開ける。ああ、これが楽しくて皆プレゼント贈り合うんだな。
シルバーのプレートがついたキーホルダー。
プレートには星座が刻まれていた。
「星空が綺麗な街なんです。母の実家。誕生日判らなかったので、ハルトと出会った蟹座にしました。
私もお揃いのを持ってていいですか?」