この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
***堕散る(おちる)***
第22章 step22十六段目…初冬
互いに体を洗いあい、湯船に浸かる。
ザブーンと湯が溢れるとルリは勿体ないという。
「王様みたいでいいじゃん。」
「どうしてそこで王様気分になれるかわかりません。」
ルリが口答えする。
頭を押さえて湯に潜らせると、何だか手を組んで水を飛ばしてきた。
「何それ。」
ハルトが水鉄砲に食い付く。お風呂も小さい頃から一人で入っていたのかもしれない。
手の組み方を説明しながら見せる。
フゥン…
ピシャ…ピシャ…
最初はぎこちなく、あちこちに水が飛んでいたけど、コツを掴んで勢いよく飛ばしてきた。
狙いを定めて思い切り顔にかけたりする。
「教えなければ良かったです。」
わざと乳首を狙うハルトに言った。
ハルトはワタシの言葉を無視しておかしな所ばかり狙ってきた。
「あー、長湯したらのぼせちゃうな。」
「そんなに長湯でもないですよ?」
「いやほとんど湯に浸からず、シャワーだから…」
「毎日ザブーンって王様してるんじゃないんですか?」
「いや?」
「お湯が勿体ないとか?」
「いや、浸かるのが面倒…」
ハルトらしい返事だった。
「でも冬場は入って温まったほうが、疲れもとれるし、よく眠れますよ?」
ザブーンと湯が溢れるとルリは勿体ないという。
「王様みたいでいいじゃん。」
「どうしてそこで王様気分になれるかわかりません。」
ルリが口答えする。
頭を押さえて湯に潜らせると、何だか手を組んで水を飛ばしてきた。
「何それ。」
ハルトが水鉄砲に食い付く。お風呂も小さい頃から一人で入っていたのかもしれない。
手の組み方を説明しながら見せる。
フゥン…
ピシャ…ピシャ…
最初はぎこちなく、あちこちに水が飛んでいたけど、コツを掴んで勢いよく飛ばしてきた。
狙いを定めて思い切り顔にかけたりする。
「教えなければ良かったです。」
わざと乳首を狙うハルトに言った。
ハルトはワタシの言葉を無視しておかしな所ばかり狙ってきた。
「あー、長湯したらのぼせちゃうな。」
「そんなに長湯でもないですよ?」
「いやほとんど湯に浸からず、シャワーだから…」
「毎日ザブーンって王様してるんじゃないんですか?」
「いや?」
「お湯が勿体ないとか?」
「いや、浸かるのが面倒…」
ハルトらしい返事だった。
「でも冬場は入って温まったほうが、疲れもとれるし、よく眠れますよ?」