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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第2章 王子の嫉妬

美しさが際立つだけに、本当に作り物の人形のように見えた彼は少しだけ怖かった。
―ローズ、君はもう俺から逃げられない。
あの彫像のように美しい彼の口から紡ぎ出された言葉まで思いだし、ロザリナは思わず首を振った。
大丈夫、きっと彼は判ってくれる。
彼を好きだと思うのなら、彼を信じてみることが必要だ。何故なら、愛とは信頼の上に成り立つものであり、男女間の関係も他の多くの人間関係と同様に信頼がなければ結べないものだから。
恋人や夫婦の関係はけして色恋だけで成り立つものではないと、ロザリナは固く信じていた。
―ローズ、君はもう俺から逃げられない。
あの彫像のように美しい彼の口から紡ぎ出された言葉まで思いだし、ロザリナは思わず首を振った。
大丈夫、きっと彼は判ってくれる。
彼を好きだと思うのなら、彼を信じてみることが必要だ。何故なら、愛とは信頼の上に成り立つものであり、男女間の関係も他の多くの人間関係と同様に信頼がなければ結べないものだから。
恋人や夫婦の関係はけして色恋だけで成り立つものではないと、ロザリナは固く信じていた。

