パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第3章 真夜中のプリンセス・ベル

　トーマスは後部座席から大きなランチボックスを取り出した。六月末といえば、夏は比較的涼しいエーデリンデもそれなりに気温は上がる。車内はクーラーが入っているため、快適だ。


　ランチボックスからは様々なサンドイッチが現れた。きゅうりとハム、卵マヨネーズ、アボガドとツナ、カツサンドまである。他にはフライドチキンやスティックサラダ、飲み物はポットが二本用意されていて、冷たいコーヒーとオレンジジュース。



　デザートまであるのには愕いた。食後は、よく冷えたミニケーキが何種類も出てきた。まるでホテルで予め注文したかのような用意周到ぶりである。