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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第3章 真夜中のプリンセス・ベル

トーマスがまた手を差し出してくれたので、ロザリナは手を取った。こんな素敵なお城で一日を過ごせるなら、今日だけはプリンセス気分になっても許されるだろう。平凡な女子大生に一日だけ、優しい魔法使いが魔法をかけてとびきりの夢を見せてくれるのだ。
トーマスに手を取られ長い螺旋階段を上る。階段にも鮮やかなブルーの絨毯が敷かれている。
突き当たりまで登れば、そこから先はやはり蒼い廊下が左右に続いていた。
「多分、ローズの見たいものはこっちだろう」
トーマスに手を取られ長い螺旋階段を上る。階段にも鮮やかなブルーの絨毯が敷かれている。
突き当たりまで登れば、そこから先はやはり蒼い廊下が左右に続いていた。
「多分、ローズの見たいものはこっちだろう」

