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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第3章 真夜中のプリンセス・ベル

「何だ?」
「私、ここに来てカトリーヌが実際に暮らした部屋を見て、ますます確信を深めたわ」
「それは、どういう意味だい?」
「もしかしたら、彼女は本当に根っからの妖婦ではなかったかもしれないっていうこと」
「どうして、そんな風に考えたのかな?」
「この部屋の佇まいとでもいえば良いのかしら。とても静かな、穏やかな満ち足りたものが伝わってくるの。タペストリーを見ても、それが判る。見て、この部屋にあるどのタペストリーもキリスト教関係のものばかりだわ。きっと、カトリーヌはここで余生を静かに暮らしたのね」
「私、ここに来てカトリーヌが実際に暮らした部屋を見て、ますます確信を深めたわ」
「それは、どういう意味だい?」
「もしかしたら、彼女は本当に根っからの妖婦ではなかったかもしれないっていうこと」
「どうして、そんな風に考えたのかな?」
「この部屋の佇まいとでもいえば良いのかしら。とても静かな、穏やかな満ち足りたものが伝わってくるの。タペストリーを見ても、それが判る。見て、この部屋にあるどのタペストリーもキリスト教関係のものばかりだわ。きっと、カトリーヌはここで余生を静かに暮らしたのね」

