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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第3章 真夜中のプリンセス・ベル

「二人の国王を惑わし、幾人もの罪なき人の生命を殺めた毒婦も最後は改心したと?」
ロザリナは微笑んだ。
「カトリーヌが改心したのかどうかまでは私には知り得ないけれど、少なくともカトリーヌはここで暮らしていた時、既に妖婦ではなくなっていたはずだわ」
「確かに。歴史にもカトリーヌはこの城内にあるチャペルで毎日、長い間祈っていたと記されているね。少なくとも、ここに暮らすようになってからは、彼女は殺戮に手を染めてはいない」
ロザリナは微笑んだ。
「カトリーヌが改心したのかどうかまでは私には知り得ないけれど、少なくともカトリーヌはここで暮らしていた時、既に妖婦ではなくなっていたはずだわ」
「確かに。歴史にもカトリーヌはこの城内にあるチャペルで毎日、長い間祈っていたと記されているね。少なくとも、ここに暮らすようになってからは、彼女は殺戮に手を染めてはいない」

