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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第3章 真夜中のプリンセス・ベル

「トーマス?」
少し抗えば、彼が静かな声で言った。
「ただこうして抱きしめているだけだから。ローズ、そんな残酷なことがあったのはもう昔の話だ。俺にはローズ一人だし、仮に誰かが君にそんな仕打ちをしたら、俺がそいつを殺してやる。俺は君をどんなことがあっても守るから」
「ありがとう。私たちは後宮だとか王さまだとか、そんな世界とは関係ないけど、お互いを信頼できる関係を築いてゆきたいわ」
「俺も君に貞節を誓うから、君も俺に貞節を誓ってくれるね?」
「ええ」
少し抗えば、彼が静かな声で言った。
「ただこうして抱きしめているだけだから。ローズ、そんな残酷なことがあったのはもう昔の話だ。俺にはローズ一人だし、仮に誰かが君にそんな仕打ちをしたら、俺がそいつを殺してやる。俺は君をどんなことがあっても守るから」
「ありがとう。私たちは後宮だとか王さまだとか、そんな世界とは関係ないけど、お互いを信頼できる関係を築いてゆきたいわ」
「俺も君に貞節を誓うから、君も俺に貞節を誓ってくれるね?」
「ええ」

