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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第3章 真夜中のプリンセス・ベル

「語り継がれ 歌い継がれる 美女と野獣」
終盤のフレーズに差し掛かり、ロザリナは歌いながらトーマスを見つめる。二人の視線がひととき絡み合い、離れた。
「Beauty and the Beast」
互いを見つめ合ったまま、二人はとうとう最後のフレーズを終えた。
トーマスが立ち上がる。彼は真っすぐに窓際のテーブルに戻った。ガラスのテーブルには、白く細長い優美な花瓶、その中にはレモンイエローの薔薇が大人の腕でもゆうにひと抱えはありそうなほど挿されている。
終盤のフレーズに差し掛かり、ロザリナは歌いながらトーマスを見つめる。二人の視線がひととき絡み合い、離れた。
「Beauty and the Beast」
互いを見つめ合ったまま、二人はとうとう最後のフレーズを終えた。
トーマスが立ち上がる。彼は真っすぐに窓際のテーブルに戻った。ガラスのテーブルには、白く細長い優美な花瓶、その中にはレモンイエローの薔薇が大人の腕でもゆうにひと抱えはありそうなほど挿されている。

