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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第3章 真夜中のプリンセス・ベル

「別れるわ」
ミッシェルが溜息をついた。
「そうね。残酷なようだけど、私もそれが良いと思う。皇太子妃だなんて、上辺は華やかなプリンセスでも、実際は針の筵だものね。ロザリナは優しい子だもの、到底、勝手が違う外国の王室に嫁いで幸せになれるとは思えない。私が思うに、ドクターワトソンはきっとローズのことが好きなんだと思うわ」
そこでロザリナは眼を開ける。
「コリンが私を好き? まさか、そんなこと、あるはずがないでしょう」
ミッシェルが溜息をついた。
「そうね。残酷なようだけど、私もそれが良いと思う。皇太子妃だなんて、上辺は華やかなプリンセスでも、実際は針の筵だものね。ロザリナは優しい子だもの、到底、勝手が違う外国の王室に嫁いで幸せになれるとは思えない。私が思うに、ドクターワトソンはきっとローズのことが好きなんだと思うわ」
そこでロザリナは眼を開ける。
「コリンが私を好き? まさか、そんなこと、あるはずがないでしょう」

