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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第4章 真実の愛に気づく瞬間
「やあ」

 どこかあの男に似た声は、似ているようで違う。

「アーサー王子」

 立ち上がろうとするのに、アーサー王子は人懐っこい笑顔で制した。

「ここ、座っても良い?」

「もちろんです」

 少し横によけると、彼は適当な距離を空けて隣に座った。

「ずっと探してたんだけど、欠席してたみたいだったから」
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