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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第4章 真実の愛に気づく瞬間

コリンの深い声が哀しみに張り避けそうな心にしみ通ってゆく。コリンはロザリナが泣き止むまで、ずっと背中をトントンと叩いてくれていた。
「ごめんなさい、コリン。まるで子どもみたいに泣いちゃって、恥ずかしい」
三十分後、ロザリナは紅くなりながら、コリンが差し出してくれたティッシュで盛大に洟をかんでいた。
「いいんだよ。それにしても、間に合って良かった。僕が来るのがもう少し遅れていたら、大変なことになるところだった」
「ごめんなさい、コリン。まるで子どもみたいに泣いちゃって、恥ずかしい」
三十分後、ロザリナは紅くなりながら、コリンが差し出してくれたティッシュで盛大に洟をかんでいた。
「いいんだよ。それにしても、間に合って良かった。僕が来るのがもう少し遅れていたら、大変なことになるところだった」

