この作品は18歳未満閲覧禁止です
真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第4章 真実の愛に気づく瞬間
「仮に前王妃が生きていれば、国王と離婚をしたのは間違いない。そうなれば、皇太子は王位継承権を失っていたはずだ。いっそのこと、その方が良かったのかもしれない。あんな女性をレイプしようとするような男が国王だなんて、到底認めがたいね」
だから、と、コリンはロザリナに言った。
「君が望めば王室庁に今夜の出来事を訴え出ても良いんだ」
「止めて!」
悲鳴のような声が出て、ロザリナは口を押さえた。