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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第4章 真実の愛に気づく瞬間
「お願いだから、止めて。皇太子殿下は一時、魔が差しただけだから。普段はあんな粗暴な男ではないの。コリン、何も言わないで」

「まさか君、彼を好きなのか?」

 思慮深い灰色の瞳に見つめられ、ロザリナはかすかに頷いた。その白い頬がうっすらと染まっている。

「そうか」

 コリンは溜息と共に頷いた。
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