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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第1章 孤独な王子

「何ていうタイトルなんだ?」
「〝美女と野獣〟」
「あ、俺はタイトルだけしか知らないな。確かディズニー映画になった話だよね」
「そう。昔ね、とてもイケメンの王子さまがいたの。でも、魔女に素っ気なくして、その呪いで魔法をかけられて醜い野獣にされてしまったのよ」
「その王子はどうなったんだい?」
「王子を心から愛してくれる女性が現れた時、魔女の呪いが解けるの」
「じゃあ、そんな女性が現れなかったら、王子はそのままってことじゃないか」
「そうよ。魔女は王子に一輪の薔薇を託したの。この深紅の薔薇の花が枯れるまでに、お前を愛してくれる女性を見つけなさいって」
トーマスは何故か話の結末が気になってならない。
「〝美女と野獣〟」
「あ、俺はタイトルだけしか知らないな。確かディズニー映画になった話だよね」
「そう。昔ね、とてもイケメンの王子さまがいたの。でも、魔女に素っ気なくして、その呪いで魔法をかけられて醜い野獣にされてしまったのよ」
「その王子はどうなったんだい?」
「王子を心から愛してくれる女性が現れた時、魔女の呪いが解けるの」
「じゃあ、そんな女性が現れなかったら、王子はそのままってことじゃないか」
「そうよ。魔女は王子に一輪の薔薇を託したの。この深紅の薔薇の花が枯れるまでに、お前を愛してくれる女性を見つけなさいって」
トーマスは何故か話の結末が気になってならない。

