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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第2章 王子の嫉妬

冗談でなく五月の陽差しを浴びて立つ王子さまは全身が光り輝いているようで―少なくともロザリナにはそう見えた。少女漫画にはよくヒーローが現れたときは人物が後光を背負って描かれているけれど、どうやら現実でも本当に格好良い男性は後光を放っているらしい。
カッターシャツとズボンというごくカジュアルな恰好なのに、見事に様になっている。イケメンはどんな服装でも絵になるらしく、女のロザリアから見ても羨ましい限りだ。
ロザリナが真剣にそんなことを考えていたときのことだ。
カッターシャツとズボンというごくカジュアルな恰好なのに、見事に様になっている。イケメンはどんな服装でも絵になるらしく、女のロザリアから見ても羨ましい限りだ。
ロザリナが真剣にそんなことを考えていたときのことだ。

