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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第2章 王子の嫉妬

「国籍は日本だし、日本生まれの日本育ちだから、何かそう言われるのは哀しいけど、混血だから仕方ないのかな」
ロザリナはさらりと言う。
「でも、良いこともあるの。こうして外国にいても、あまり違和感がないでしょう」
「ごめん、俺、何か失礼なことを言ったようで」
「良いの、本当のことだもの」
ロザリナは笑った。
「二十歳なら、大学生?」
「そう、王立大学の三年に在籍中よ」
「王立大学に通うなら、かなり成績が優秀なんだな」
ロザリナはさらりと言う。
「でも、良いこともあるの。こうして外国にいても、あまり違和感がないでしょう」
「ごめん、俺、何か失礼なことを言ったようで」
「良いの、本当のことだもの」
ロザリナは笑った。
「二十歳なら、大学生?」
「そう、王立大学の三年に在籍中よ」
「王立大学に通うなら、かなり成績が優秀なんだな」

