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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第2章 王子の嫉妬

「それほどでもないの。父が大学で教えているから、私もその影響で本を読むのは子どもの頃から好きだったけどね。専門はエーデリンデの中世史よ」
「俺の国を研究しているんだ?」
「そう、エーデリンデは素敵な国ね。私、大好きよ」
「そういえば、君のお母さんがエーデリンデの人だと言っていたね」
「そのとおり、だから、私も半分はエーデリンデの血が流れているし、余計にこの国が好きなのね」
「お祖父(じい)さまやお祖母(ばあ)さまはまだ健在?」
「ええ、郊外のぶどう園が多い辺りに隠居所を建て住んでいるわ。今は叔父が家業を継いでいるの。あなたはお幾つ?」
「俺の国を研究しているんだ?」
「そう、エーデリンデは素敵な国ね。私、大好きよ」
「そういえば、君のお母さんがエーデリンデの人だと言っていたね」
「そのとおり、だから、私も半分はエーデリンデの血が流れているし、余計にこの国が好きなのね」
「お祖父(じい)さまやお祖母(ばあ)さまはまだ健在?」
「ええ、郊外のぶどう園が多い辺りに隠居所を建て住んでいるわ。今は叔父が家業を継いでいるの。あなたはお幾つ?」

