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キスをして
第6章 間宮の逆襲
積んである発注書を片っ端からこなしていく。今日は家には帰らないと決め皆が帰って行くなか作業を続ける。出勤ボードには黒沢さんは不在と書いてあるから会社に来ることはない。

日付が変わった頃事務所には橘さんと日下さんだけが残っていた。
多分2人は私が仕事をする理由を知っている。何かあったんだと気付きながら何も訊いては来ない。橘さんにまた後で怒られそうだけど。

「俺煙草買ってくるわ」

「ご一緒しますよ橘さん」

同時に席を立って事務所を出て行った二人を一瞥して仕事を続けた。

「日下、男二人でコンビニとか行きたくないんだけど」

「一人で抜け駆けなんてずるいですよ橘さん。あんなにあからさまに落ち込んでたら気まずいでしょう」

「落ち込むと仕事にのめり込むのも考えもんだな。普段よりも仕事の効率とスピードが神懸かっているがあそこまでのめり込むって事は」

「長引くんですよね~。何かあったんでしょうけど昨日普通に帰って行きましたよね?」

「早かったなそういや」

「まさかっ小塚さんと!?」

「日下余計な事すんなよ?」

「じゃありっちゃんどうにかしてくださいよ!!」

「月曜まではそっとしとこうぜ?」

「そっと………ムリ!!」

ポケットからスマホを取り出した日下は橘の制止を訊かず通話を押した。
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