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キスをして
第2章 間宮と小塚
「間宮さんそろそろ帰りましょうか。もう8時半です」

「そうですね」

部屋から出て入り口にあった受付カウンターへ向かう。
私が財布を出そうとすると手で押さえられた。
「今日は僕に払わせて下さい」

どうやらお酒が入っても威圧感は残ってあるらしい。

「威圧感出てます?」

「はい」

あれ?ちょっと悲しそう?

支払いをして外に出ると昼間と違い少し寒くなってきている。

「やっぱり夜は寒いですね」

「歩いてれば暖かくなりますよ」

住宅街の中だから街灯も少なくてちょっと暗い。息もほんのり白くなる。

「間宮さん今日楽しかったですか?」

「楽しかったですよ?会社の飲み会以外で人と飲みに行くなんて久し振りだったんでたまには良いですね」

そう答えると嬉しそうに微笑んでいる彼を見て私も嬉しくなった。

「あまり行かないんですか?」

「前は同僚と行ったりしてたんですけどお互い忙しくて」

「男性ですか?」

「えぇ。大学の時からよく遊んでて今でもたまに連絡取ったりするんですけど。小塚さんはあそこのお店にはよく行ってたんですか?」

「間宮さんと飲むようになるまではよく行ってました」

話をしていると直ぐにアパートに着いてしまった。

「今日はありがとうございました」

「いえ、こちらこそ連れ回しちゃったみたいで」
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